正直に言うと、 僕は昔から「頭がいいタイプ」ではなかった。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃバカだった。
テストの点数はいつも低空飛行。
当時の僕が極めたのは、 「話、1ミリも理解してないけど、 めちゃくちゃ納得した顔で頷くスキル」
おかげで先生のウケだけは良かった。
そんな僕が通っていたのは、 偏差値40くらいの“底辺高校”。
周りも似たようなマブダチばかりで、 「卒業できればオールオッケーっしょ!」 というぬるま湯の空気。
勉強に対する本気度は、ガチのゼロ。
でも、そんなポンコツな自分にも、 一つだけ最強の武器があった。
それは——
「まあ、なんとかなるっしょ」
という、1ミリの根拠もない無敵の自信。
生まれ育ったのは、日本の田舎町。
自然は多い。人も優しい。 でも、10代の男子にとっては、 正直、刺激が少なすぎた。
毎日、コピペしたような同じ景色。 同じ道をチャリで通って、 「マジ眠い」「それな」だけの会話。
「僕はこのまま、なんとなく大人になるんだろうな」
将来のビジョンなんて、ゼロに近かった。
周りには、努力して結果を出すやつもいた。
一方、僕はというと、 「赤点じゃなければ人生勝ち組っしょ」 と、相変わらずノーガード戦法。
もちろん、テストでは普通に爆死する。
特に英語の授業なんて、もはや呪文。 (be動詞?現在完了?なにそれ?)
正直、僕の英語力は 「This is a pen.」で完全に思考停止していた。
それなのに。
今振り返っても意味が分からないのだが、 なぜか当時の僕はこう思っていた。
「なんか知らんけど、海外行ったら楽しそうじゃね?」
英語力ゼロ。偏差値40。 武器は、根拠のない自信のみ。
なぜ世界に目を向けてしまったのか。 当時の自分に「一回落ち着け」と言いたい。
でも、この「勘違い」から、 僕の人生はまさかの方向へ動き出す・・・



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